人命を守る重要な連結送水管 だから、
プロフェッショナル集団による適正確実な点検をご提供!
※当社は連結送水管の耐圧性能点検について、東京消防庁ならびに各地方消防署からの技術指導の下、点検実施要領に基づき適正な点検を実施しています。
- 当社の連結送水管
「耐圧性能点検(実施・流れ)」について
連結送水管の耐圧性能点検
連結送水管について
連結送水管とは、消火活動上必要な施設の一つで高層建築物や地下街などに設置される消防設備です。
高層ビルなどの火災では、ハシゴ付消防自動車などによる外部からの注水では建物内部の消火活動に限界があり、また、消防ポンプ自動車からホースを延長するのが難しいことから、火災が発生した階まで消火用の水を送水するために配管設備と送水口・放水口、放水用器具格納箱などを設けたものが連結送水管です。
※火災発生時に消防隊が消防ポンプ車から送水口に送水し、放水口にホースを接続して消火活動を行います。
- 送水口(スタンド式)
- 送水口(壁面埋込式)
- 送水口(バルブ一体型)
- 送水管(配管)
- 放水口格納箱
- 放水口
- テスト弁
- 消火用補給水槽
連結送水管の設置概要
(1) 地上7階以上の建築物
(2) 地階を除く階数が5階以上で延べ面積が6000㎡以上の建築物
(3) 延べ面積が1000㎡以上の地下街
(4) 駐車場等を設けている建築物
(5) 延長50mのアーケード
※ 防火対象物の(1)項~(18)項 すべてが対象で、下記のいずれか一つが当てはまれば設置対象
※ 重要文化財等の建築物は上記(1)(2)と同様
※ 上記(5)は自走式駐車場の建築物、商業施設の屋上駐車場等の自動車の道路も対象
【送水口】
(1) 双口形とする。
(2) 見やすい箇所に標識を設ける。
(3) ホース接続口は、地盤面からの高さが50cm以上、100cm以下の 位置に設ける。
【送水口】
(1) 階段室、非常エレベーターの乗降ロビー、消防隊が、有効に消火活動 ができる位置。
(2) 建築物の3階以上、又は地階に設ける。
(3) その階の各部分から1の放水口までの水平距離は50m以下、アー ケードは25m以下とする。
(4) 11階以上の部分に設ける放水口は、双口形とし、放水用器具を格納 した箱を設置する。
(5) 見やすい箇所に標識を設ける。
(6) ホース接続口は、床面からの高さが50cm以上、100cm以下の位置に設ける。
※ 配管は専用とする(但し、連結送水管の性能に支障を生じない場合はこの限りでない)
連結送水管の点検
「連結送水管」及び「消防用ホース」の耐圧性能点検は、消防法第17条3の3の規定(消防用設備等の点検及び報告)に基づき、消防庁告示が改正され
(平成14年3月13日交付、平成14年7月1日施行)追加で義務付けられました。
【点検時期】
連結送水管の設置後、10年が経過したものにつき、3年毎に点検を実施。
※管轄の消防署に点検結果報告書の提出が義務付けられています。
【点検基準(方法)】
送水口から動力消防ポンプ又はそれと同等の試験を行うことができる機器を用いて送水し、締切静水圧を3分間かけて確認する。
※締切静水圧は設計送水圧力とする。
【判断基準】
送水口本体・配管・接続部分・弁類等の変形、漏水等がないこと。
【空気圧予備試験】
建物の用途や配管状況によって充水、加圧する際に水損が懸念される場合、あらかじめ空気圧予備試験を行い配管に漏れがないことを確認します。
※乾式配管の場合、状況に応じて実施いたします。
【水圧試験】
送水口から消防ポンプ車またはそれと同等の試験を行うことができる機器を用いて送水し、締切静水圧を加圧して減圧・漏水などの異常がないか確認します。
※耐圧性能点検中に減圧・漏水などの異常がみられた場合、状況に応じて漏水箇所の確認・緊急排水・点検の中止を行います。
【区間特例】
連結送水管が屋内消火栓と兼用配管である場合、送水口から直近の仕切弁までの区間耐圧を実施します。区間耐圧にすることで全体耐圧を行う場合に比べて水損などのリスクを低減することができます。
※屋内消火栓の加圧送水装置(消火ポンプ)にて同点検(試験)を行った場合に適用します。
関連オプション
・写真撮影
・点検票の作成
・点検票の消防提出
・空気圧試験(エアテスト)
・放水 など